あずきごはんの日記

ドラマや映画の感想、推しへの愛を叫ぶブログです。

今こそ「坂道のアポロン」を布教したい

もうすぐ2020年、年末年始に映画やドラマを観たいという方も多いのではないでしょうか??

 

「G線上のあなたと私」「シャーロック」ロスを抱えた(特に中川大志ディーン・フジオカ沼に落ちた)皆さん!!!!

年末の音楽特番で改めて知念侑李くんに魅了された皆さん!!!

閉鎖病棟」等で小松菜奈ちゃんに惚れて「糸」「さくら」の公開を待ちわびる皆さん!!!

SixTONESの露出急増&冬ドラマ出演決定で松村北斗くんにハマりそうな皆さん!!!!

 

今こそ、「坂道のアポロン」を観るのです。

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アニメ版も実写版もアマプラにあるのですぐに両方楽しめますが、今回は実写映画版をプレゼンしたいと思います。

 

①キャスティングがやばい

まずはここですよね…キャスト欄だけ見た時はちょっと心配になったけど、いざ本編を観るとみんな見事にハマり役。

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天才の所業。役者もキャスティング担当もすごい。

 

西見薫(知念侑李)

映画を観る前は「知念くんだけ割とイメージ合ってる」と思ったんですが、想像以上にハマってました。

頭は良いけど繊細で人付き合いが苦手で、家の中でも外でも生きづらい少年がハマりまくり。知念くんの演技をガッツリ見たのは初めてでしたが、すっかり魅了されました。

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知念くん、これが初の単独主演映画だったらしいですが…さては最初から大ヒット飛ばすタイプですね??

ジャニーズ界のポルノグラフィティじゃん!!(伝われ)

 

そしてピアノ。この映画は役者陣が自分で楽器を演奏してるんですけど(吹き替えなし)、知念くんのピアノが素晴らしい。

絶対ピアノ経験者だと思ってたら、未経験なんですってね??

しかも楽譜読めないから耳コピだってよ???え???天才なの???

 

川淵千太郎(中川大志)

一番びっくりしたキャスティング。

だって「粗暴で明るくて訳ありなオレンジ短髪ヤンキー」ですよ???中川大志くんとイメージ真逆じゃないですか??

身長と年齢しか千太郎要素ないぞ??なんで中川大志??色んな意味で大丈夫か???って思いましたよ。

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いや、もう完全に川淵千太郎だった。

びっくりしすぎて「中川大志くんすごい」以外の感情を失った(G線前にこっちで沼に落ちかけてました)

 

千太郎の粗暴さ・素直さ・孤独・神々しいほどの明るさ・繊細さ…色んな面を表現しまくってて、公開当時に映画館で観なかったことをめちゃくちゃ後悔したよね…(アマプラ視聴)

 

しかも中川大志くん自身がインタビューで「役のイメージと自身の素がここまでかけ離れたキャラクターは今までなかった」と話していて、改めて俳優としてのすごさを感じました…。

映画の中に残ったのは、自分じゃない自分。『坂道のアポロン』中川大志インタビュー|「マイナビウーマン」woman.mynavi.jp

演者本人に被る部分がないのにあれだけできるって何???

こっちは千太郎に何回も泣かされたんやけど…これで日本アカデミー賞の新人賞とったの納得すぎる。

 

あと声もめっちゃ良い。

普段は割と激甘王子様ボイスな中川大志くんですが(超主観)、千太郎の時は激甘感があんまりない…というか低めに作ってる声がアニメ版声優の細谷佳正さんと近くてびっくりした。

 

そしてドラムはひたすらにかっこいい。

ドラムを叩く中川大志がかっこいいっていうのは大前提として、単純に演奏そのものが最高にかっこいい。

めっちゃ上手い(語彙力)


中川大志のドラム演奏がすごい!『坂道のアポロン』リハ映像

 

ドラムをこれだけできるってことは相当運動神経良いと思うんよな…中川の大志氏に本格アクションをください…。

 

迎律子(小松菜奈)

千太郎の幼馴染&薫の想い人な今作のヒロイン。

小松菜奈ちゃんはさすがに洗練されすぎやろ…と思ってたんですけど…。

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めっちゃ良かったです。

まさか超絶美少女な小松菜奈ちゃんに共感できる日がくるとは思わなかった…。

 

みっちゃんは薫と千太郎を繋げるきっかけとなったものの、2人と自分の関係性に複雑な思いを抱くようになるヒロイン。

彼女は幼馴染である千太郎を一途に思い続けていて、「千太郎に自分以外の友人を作りたい」という思いから、千太郎と薫を繋げたところもあったんだと思う。

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でも薫と千太郎は音楽を通じて想像以上に深いところで繋がった。

 

みっちゃんは「薫と千太郎の間に入れない寂しさ」「千太郎が自分には見せたことのないような感情や表情を薫に見せることへの嫉妬心」「生き生きしている千太郎を見る嬉しさ」など色んな感情を抱えていて、でもそれをあまり表に出さないって感じ。

 

つまりめちゃくちゃ複雑で難しい。だからこそ共感できる。

 

そんな複雑で愛されるヒロインがハマりまくってました。小松菜奈ちゃんすごい。

 

桂木淳一(ディーン・フジオカ)

千太郎の兄的存在で、彼が音楽を始めるきっかけにもなった人。

 トランペットを吹いたり、歌ったり、英語を喋ったりするおディーン様が見られます!!!

しかもこのおディーン、学生運動をしてた大学生です。

誰がなんと言おうと大学生なのです。

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撮影当時も37~38歳とかだと思うので、しっかりアラフォーなんですけどね…。

ただこのディーン、実は原作ファンにもかなり好評らしく、実際めちゃくちゃハマってる。

 ↓原作の淳兄

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↓ディーン淳兄

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完コピやん。

これはディーン以外を当てるのは無理。年齢よりディーンをとったキャスティング担当にスタオベ。

トランペットも歌もバイオリンもボクシングもダンスもできるなんて、まじで死角がないよディーン・フジオカ

 

松岡星児(松村北斗)

モブに見せかけて実は結構重要キャラ(ポスターには載ってないけど)

ある意味当て馬とも言える。

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キノコやないか!!!!

 

↓アイドル松村北斗

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↓「パーフェクトワールド」渡辺晴人

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これらと同一人物って気づかれへんやろこのキノコ。

そして外見がキノコなだけでなく…

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なんかやな奴。

…というか終始イキってるので、「うるせぇよキノコヘッド!!!」ってなる。私がキャスティング担当なら、ここにジャニーズを入れようとは考えない。

 

パフェ晴人くんを見た後だったので、なおさらキャスティング謎やな〜と思ってたんですけど…

晴人はどこにもいなかった。

ただのいけすかないキノコヘッドでした。

 

私は松村北斗くんを推し始めてる人間なんですけど、薫と同じような気持ちでこのキノコにムカつくことができた。キャスティング担当のセンスと北斗くんの役作りに拍手。

 

 

②ストーリー・演出が秀逸

原作を序盤しか読めてないので「原作と比べてどうか」ってことは言えないけど、1つの映画として完成してたと思います。

 

「知念くんの初単独主演作」って言ったし、実際にこの作品の主人公は薫なんですけど、ストーリー展開的には薫と千太郎の両方が主役。

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監督がこの作品について「薫と千太郎のラブストーリー」と発言されていたらしいですが、まさにその通り。

 

育った環境も性格も正反対の2人が、度々反発し合いながらも音楽という共通言語を通じて仲を深め、本当の姿や本音を出し合えるような関係性になる。

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完全にラブストーリー。

この作品をベースに、あいみょんに依頼したらミリオンヒット恋愛ソングを作れそう。

 

この2人、喧嘩もガチな感じがめちゃくちゃ良いんですよね…ベッタベタな友人関係じゃないからこその正面衝突というか…。

 

しかも、一見正反対な2人にはかぶる部分もあって、それが「孤独」「繊細さ」

詳しいことは映画を観てもらいたいんですけど、時代背景(昭和)や地方(佐世保)ともうまく絡んでいて素晴らしいです。

 

あと、さっきから大絶賛してる中川大志くんの千太郎ですが、この作品は千太郎を魅力的に見せることに命をかけている感がある。

 

まず初登場から魅力がすごい。

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絵画ではありません。布をまくったら出てきた中川大志です。

 

しかも初セリフが「迎えに来てくださったとですか…(超絶イケボ)(からの手を握る)ですからね…こんなもん老若男女関係なく恋が始まるしかない。

 

そして、これだけ神々しい登場をかました直後にあるのが喧嘩シーン。

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(めっちゃ明るく人を殴る中川大志…!)

 

こんな感じでギャップのあるシーンを重ねることで、千太郎の二面性を見せていくスタイル。

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実写千太郎の成功は中川大志くんの力量はもちろん、このストーリー展開や演出・共演者等、周りの人の働きかけがかなり大きいと思いました。

 

③音楽・演奏がかっこいい

 とにかくジャズがかっこいい。

ピアノはクラッシック、ドラムはロックのイメージが強かったけど、ジャズめちゃくちゃかっこいい。うっかりジャズ沼にハマりそう。

 

そして演奏シーンが素晴らしい。

薫(知念くん)も千太郎(大志くん)も「2人(+α)のセッション」とそれ以外とで、表情・演奏の熱・弾き方が全然違う。音まで違って聞こえてくるのがすごい。

 

千太郎は松岡(キノコ)のバンドとも演奏をしているんですけど、その時の様子がこちら

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そして2人のセッションがこちら

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だから言ったでしょ?キノコは当て馬だって。

 

音や動きの違いは映画観たら分かるから観てください(言語化を諦めた)

これらの写真は文化祭でのセッションの様子ですが、映画の1番大きな見せ場だし、ストーリー的にもめちゃくちゃ重要。全人類見てくれ。

 

でも!!!この映画の関係者(特に音楽の担当)の方々に!!!1つだけ!!言いたいことがあるー!!!!

 

\\なーにー????////

 

なんで!!!主題歌が小田和正なんですか!!!!!

 

そこはジャズでいいじゃん!!!!EDで急に小田和正が流れてびっくりしたわ!!いや、小田和正の曲も名曲やけど!!そこはジャズに浸らせてくれよ!!

 

こんな感じで色々と魅力的な「坂道のアポロン

2018年の作品ですが、キャスト陣が大活躍している今こそ沼落ちのチャンス!!!!

 

特にG線クラスタは「うちの理人、ドラムまでできるの???」「理人だけど理人じゃなかった!!!」と大興奮すること間違いなし。

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模範解答ですよ。中川先生。

 

P.S.

知念くん&中川大志くんのサイズ感にめちゃくちゃ萌えるし、演技の相性もいいと思うのでまた共演ください。

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